セミナーレポート
 
2007年3月6日に大阪のアピオ大阪にて開催されたブラッシュアップセミナー
「PAH・PIHとして活躍するには」をお伝えします。

 

協会とはセミナー風景
 国家資格ではない民間資格で、ハーブやエッセンシャルオイルなどのアロマをテーマとした協会は沢山あります。その中でハーブを中心にNPOで、ハーブの周辺まで網羅しているのは日本ハーブ振興協会以外あまりないのではないでしょうか。 
 協会資格はPAH・HFO・HAC・PIHの4つがあります。この4つの資格に大きな意味があります。お渡しした日本ハーブ振興協会パンフに世界保健機構WHOの文章が書かれてあります。“健康とは肉体的に健康であると同時に精神的にも健康でなければなりません”という文章です。この言葉に意味があります。ほとんどの協会が健康をメインに資格設定しています。しかし、精神的な部分まで言及している団体は少ないのではないでしょうか。

 肉体的・精神的とも書いてありますが、本当のWHOの定義文では社会的・霊的という文字も入っています。社会的とは、人間は必ずコミュニティに所属します。その1番小さい単位が家族であり、親類・知人・近所の人・学校単位・地域単位・会社単位と広がります。霊的というのは勘違いされやすいのですが、私たちの体の不調は身体だけが原因ではなく精神的、心の部分が原因である場合もあり、それが霊的ということです。鳥やなまずなどの動物が、地震が来る前に何かを察知するといいます、そのいわゆる第六感の部分を霊的と考えていただければいいと思います。その部分も満足させなければならないということをWHOでは期待されている。健康面だけに視点を置くのではなく、心やその人が存在している社会、立場、居場所の健康も大切なのです。これは最近書かれたように感じますが1970年代くらいにWHOでこの定義がなされています。ようやく日本もそれに追いついてきた状態になります。

協会資格の重要性

●ホリスティックビュー

 WHOの定義を一言でいうと「ホリスティックビュー」といえます。人間を全体で見ないと本当に健康で幸せといえるかわかりません。この協会の4つの資格設定はホリスティックビューの視点に立っているといえます。
 サプリメントが売られていますが、ビタミンA・ビタミンCなどバラバラに売られています。これは薬成分好きな日本人が作り出したものだなと感じます。ビタミンは1種類では働くことができません。ビタミン同士がつながり様々な効果がでます。その効果が1+1=2ではなく、1+1=3であり5であるのです。ビタミンCが良いと聞けばビタミンCだけを飲む。
 ハーブにおいても同じです。私へ質問がきます。例えば、カモミールがアレルギーに効くのであればアレルギーに効く成分名を教えてください、という質問です。私もある程度勉強が終わり一段落した頃にその部分が気になりました。私はその疑問に自分で薬学と基礎医学の勉強を2年間かけました。看護師や薬剤師が受ける勉強をして疑問に思ったことは解決されました。しかし、ハーブを続けていく上であまり重要性はないと考えています。
 本当のハーブのよさを伝えていこうと思うなら、その視点を重要視して知識を得るの重要です。しかし、それによって他の本当のハーブの持つ意味合いを忘れてしまっては元も子もありません。この協会の資格を持っているならば本来のハーブ。歴史と共に受け継がれてきた本来のハーブの使い方を再認識してもらえればと思います。

●広くて深いハーブの活用法

 ハーブはハーブティーで飲むだけではなくてガーデニングでも使えます。食事の中でクッキングにも使えます。そして美容にも使えます。生活の中のインテリア、リビングの中に置くものとしてもハーブは活用できます。つまり、ハーブの知識はエッセンシャルオイルの知識だけではないということです。ハーブは私たちの生活に密着しているものとの考えを絶対に捨てないでほしい。ハーブの資格を取得され方がご自分で何かをされるときにどうしたらよいかと質問されることがあります。「ポプリや化粧水つくりはしたくない」と言われます。「私が資格を取ったのは主婦の方々の趣味の延長ではなく、もっと専門的なことで資格をとったので、路線が違う」と言われます。しかし、それらを忘れてしまっては本来のハーブのよさを伝えることができないと思います。ハーブは生活に密着したものだということを絶対に忘れないでもらいたいと思います。

次回は「活動の場」についてお伝えします。