セミナーレポート
 
2007年3月6日に大阪のアピオ大阪にて開催されたブラッシュアップセミナー
「PAH・PIHとして活躍するには」についてのセミナーレポート第2回目。

 


◆ビジネスに活かす◆
 協会の資格は生活に密着する広いところを網羅しています。これを色々なところに活用するには専門性に欠けると考えています。したがって、この資格を基礎に自分の専門性の資格をプラスするのがよいと思います。私も色々な仕事をしていく中でこの協会の名前にプラスして、その仕事をするのに役に立つ資格を使い分けて仕事をしています。
 このPAH・PIHを取得しても、何も変わりませんと質問が来ます。まず、一言で言うならば、待っているだけでは誰も道筋をつけてくれません。自分が動かないと道は開きません。その覚悟を心に刻んでほしいと思います。では、何ができるのかというと、ビジネスに活かすかボランティアに活かすかだと思います。ビジネスに活かしていく場面としては3つあります。1つ目は商品企画製造者になること。2つ目はアドバイザー・カウンセラーとして活躍すること。3つ目は講師として活躍することです。

●商品企画、製造
 商品企画製造とはハーブの知識を活かして商品を生み出していく事です。例えば、ローズマリーは抗酸化作用が強いから女性のアンチエイジング商品にローズマリーを使った何かが出来るのではないか、あるいは抗菌性が高いハーブ・エッセンシャルオイルを利用して夏場梅雨時期の商品ができるのではないかなど薬効性を利用して商品を企画し作っていくことです。ただし、個人がいきなり商品製造や企画をするにはリスクが高い。大きな支援者や資金がなければ難しい。薬事法や化粧品認可申請など難しい法律もあります。所属している組織の中で商品を企画できる方に向いていると思います。

●アドバイザーとして
 個人が活躍できる場は次の2つです。アドバイザーとして、講師として活躍していくことです。
 アドバイザーとはお客様に適切な情報をアドバイスする人のことを指します。PAHは自分の家族や知人に対し適切な情報をアドバイスできる能力です。したがってPAHを取得された方はアドバイザーの第一歩を踏み出せたのかなという状態ではあります。しかし、ただローズマリーは抗酸化作用があるからアンチエイジングに良いのですよというだけで納得するお客様もいれば、何がどうしてどのように効くのと突き詰めてくるお客様もいます。単にハーブの基本性質を知っているだけでは本当の意味でのアドバイザー、カウンセラーにはなれません。追加の知識の取得も必要となるでしょう。
 質問の中で、勘違いをされている方が非常に多い。医療資格を持っていない方が他人の身体のトラブルに病名をつけたり、治療することは禁止されています。しかし、緑内障に効くハーブはどれですか、そしてそのハーブを一日何回どのように何グラム飲めば何週間で数値がどれだけ下がりますかというような質問を受けることがあります。これはPAH・PIHの仕事としてはタブーなことです。私は常に言葉を発するときに、病気に対する断言になっていないかを自分に問いかけます。これを飲めば血圧がこれだけ下がりますよという言い方は絶対にできません。ビジネスとしてお金を受け取って客とプロという立場に立たされた時は言葉遣いに気をつけなければなりません。

●講師としてセミナー風景
 私はビジネスに活かす3本柱全てのことを仕事でやってきました。最初の段階はアドバイザーの比重が大きく次に商品企画製造が大きくなり、何年か前からはこの講師としての比重が非常に多くなってきています。それは自分の性質・性格が向いていたからです。講師として活躍するにはまず協会やスクールの募集に応募して決められたことを教えていくのが一番やり易いでしょう。募集が無い場合は自分で個人教室や学校を開催して運営していかなければなりません。しかし、教室運営は難しい面があります。自宅で開講しているときが一番楽しかったと思います。組織が大きくなると楽しさは感じられなくなると思います。それ以上大きくなるとやりがいも生まれる反面、組織維持への責任・PR・資金調達能力の必要性が高まることも自覚しなければなりませんね。

◆ボランティアに活かす◆
 ビジネスに活かすのではなく、ボランティアに活かせればよいと言う方もいます。ボランティアでの活躍の場は探せば沢山あります。PAH・PIHの知識を活かせる医療施設は老人ホームはもちろんのこと、それ以外に看護ケア病棟・ホスピスもあります。そこで患者さんの苦痛を取り除く手伝いをしてあげるのが大きな仕事になります。あるいは小学校のゆとり教育の時間を利用して学生にハーブやアロマのことを伝える活動をしている方もいます。他に地域の生涯学習のセミナーでのお手伝いなどは市役所などの関係者に話をしておけば色々な催しに参加できることも多々あります。これらに自分の知識を活かすことはPAH・PIHの活用法としてとてもよいのではないでしょうか。


 大きくPAH・PIHの活躍の柱を語りました。次に大事なのは自己マネジメントです。自分の特性・性質・自分の経済環境・家庭環境・地域環境の中でどれが一番自分に合っているのかを見つけていくことです。
 商品企画製造の場合、マーケティングやお客様のニーズを先取りする力が非常に大事です。しばらく経ちそれが雑誌で取り上げられるようになったなどおしゃれのセンスに敏感な方が稀におります。しかし、この商品企画をする場合、大きな組織に所属していたほうがやりやすいでしょう。あるいは所属していなくても資金力があってマイペースでひたすら何かを突き詰めるのが好きな方には非常に向いています。
 アドバイザーに向いている方は、人を何とかしてあげたいという気持ちが根底にないと中々続けられません。ただし、その気持ちばかり強い方もだめです。その気持ちを基本に置きながらも少し抑えて、相手を丸ごと受け入れ、その人が喋ること以外のことも全て見抜いていかないといけません。アドバイザーには強い精神力と体力も必要となるでしょう。
 講師として向いている方は教えるのが好きということではなく、一番大事なのが育てる気持ちを持てるかどうかということです。育てる気持ちとは、見守り待つ姿勢ができるかどうかということと、基本的にある程度、きちんとした性格ではないとできません。何を基準にするかというと交通規則を守る人かどうか。一時停止のところはきちっと一時停止するかどうか、慣れているところだったらまぁいいやと一時停止しないで回っていく人は講師には向いていません。きちっと規則を守れるかどうかということが講師としてやっていくには大事になってきます。また、勉強家であるということも講師としてやっていくには大事になってきます。自分の知識を削り教えていくのでるから、常に知識の補充が必要になるからです。

 自分の性格がどうだろうと考えて、どこにあっているのかと考える、また合っていなくてもこれをやりたいという気持ちがあるならばそれの方向に自分をマネジメントしていくことが非常に大事になります。  

 以上、生活に密着してこそ、本来のハーブの力が活かされるということを忘れずに、自分の道を切り開いていって頂けらと思います。