セミナーレポート
 
2007年8月12日に開催され、大好評に終わった「第1回 どこでもできる!ハンドマッサージ」に続き、10月19日に大阪の大阪市中央公会堂で開催された、ブラッシュアップセミナー「第2回 むくみ解消!フットマッサージ」の様子をお伝えします。今回も、山本真理先生より、女性の悩みである「むくみ」の解消等、健康に役立つ、アロマテラピーマッサージのレシピを教えて頂きました。

 アロママッサージでも、脚のマッサージは特に有効です。
  脚は自分の体重を支えるという大仕事をしているからです。立ち仕事の人やずっと座ったままの人は、脚がむくみがちになりますし、長距離を歩いた後やショッピングをした後は、脚が疲れているのがよくわかるでしょう。また、自分に合わない靴を履いて、疲れさせてしまうこともあります。
  一日の終わりに、優しく自分の脚をマッサージしてみましょう。
効果的なマッサージのタイミングは、一般的にお風呂上りだと言われています。定期的なケアがより効果を高め、老廃物が排泄しやすい体を作ります。また、お年寄りや病気などであまり歩くことができない人に対して行えば、筋肉が弱ってしまうのをある程度防ぐことができます。

 今回は膝下のマッサージの行程をお伝えします。
基本的に触る場所やツボは、自分も他の人も同じなので、自分がいたいと思うところを他の人にもマッサージしてあげて下さい。

 脚は基本的に手と違って常に空気に触れておらず、通気性が悪いため蒸れ易く、さまざまな菌が付いているといわれます。フットバスやシャワーなどを用意できればよいのですが、毎回用意するのが難しい場合は、消毒が必要となってきます。
  そのため、他の人の脚をマッサージするときは、施術前に消毒などを行っておくことをお勧めします。

 遮光性のあるビンに、薄いエタノール3〜4割に対し、残りは水と精油が1%〜2%になるように調節したものを作ります。精油はペパーミント、ティートリー、ユーカリ、タイムなど、殺菌効果の高い精油を使用します。特にタイムは殺菌効果が高いとされています。
 それらをスプレーとして使用します。
 アルコールに弱い人は、ラベンダー、ペパーミント、ベルガモットなどのハイドロゾルや、ペパーミント、ローズマリーなどを濃く出した浸出液(ハーブティ)などをおしぼりやウエットティッシュに染み込ませたものを作り、余りぎゅっと絞らずに脚を拭き取っても、十分消毒効果があるでしょう。

 マッサージに使用するオイルは、スイートアーモンド30mlに対し、精油は1%(6滴ほど)を使用します。
 通常、2〜3種類の精油を使用します。2種類でしたら3滴、3種類でしたら2滴といったように選択して下さい。
 脚のマッサージというと、疲れ、むくみ、ねんざ、こむらがえり、静脈瘤、筋肉痛などさまざまなパターンがあります。それぞれの症状に適したレシピを紹介します。
 
ねんざ
 ねんざは関節を保護し支えている靭帯が損傷を受けたときに起こります。足首がはれたり、熱を持って痛く感じたりします。
 患部を冷やし炎症を抑えるペパーミント、痛みを和らげるローズマリー・カンファー、ラベンダー、腫れを抑えるヘリクリサム、消炎作用のあるシトロネラなどがよく使用されます。マッサージのほか、これらの精油を使い湿布をしたり、軟膏として使用します。
 ローズマリーはカンファーの他にシネリオールやベルベノンなどがありますが、通常はカンファータイプが販売されています。もし、シネリオールタイプを使用する場合は刺激が強いので、濃度に気をつけて使用してください。また、ベルベノンは高価です。
こむらがえり
 こむらがえりは突然ふくらはぎの筋肉が痙攣してひきつったような状態になることをいいます。急な運動や長時間の運動、妊娠後期、食生活が偏りがちの際に起こりやすいと言われています。寒さも原因の一つに挙げられますので、これからの季節は注意して下さい。
 こむらがえりを防ぐには、ふくらはぎを柔らかくする事で起こりにくくなると言われています。
 鎮痙作用のあるラベンダー、筋肉の炎症を鎮めるペパーミント、痛みを緩和するローズマリーカンファーなどがケアとしてよく使用されます。ふくらはぎや足の裏を優しくマッサージしてください。
脚の疲れ、むくみ
 血液やリンパの流れが悪くなると体内に水がたまりやすくなり、むくみが生じます。
  静脈系、リンパ系のうっ血解消に効果があるサイプレス、清涼感を与え筋肉の疲れをとるペパーミント、利尿作用のあるジュニパーは、余分な水を体外へ排出するのを手助けしてくれるので、よく使用されます。
 足の疲れをとる目的で、血液の流れをよくして炎症をとるユーカリ・ラディアタ(通常販売されているユーカリはユーカリ・ブルグルスです)、痛みを鎮めるウインターグリーン、血行促進作用のあるレモンなども有効です。
その他
【セルライト】 バジル、サイプレス、フェンネル、ジュニパー、ローズマリー・カンファー
【関節炎】 バジル、ベンジョイン、ブラックペッパー、マジョラム
【スポーツの前後】
前:バジル、ローズマリー、ペパーミント、ジンジャー、カルダモン
後:ラベンダー、レモンカモミール、ウィンターグリーン(ウィンターグリーンの代わりにバジルでもOK)
※ウィンターグリーンは高濃度の為、スポーツ前に使用すると、ドーピングの恐れがあるので注意してください。
【静脈瘤】サイプレス、ジンジャー、ペパーミント、ゼラニウム